会社概要

グローイングジャパン株式会社は、ボイラー用代替燃料の製造販売をしていました。ボイラー用代替燃料「NEF (New Energy Fuel)」の製造販売を通じて、CO2排出量削減とコスト削減に貢献するとのビジョンを掲げてい巻いた。ボイラー燃料として使用される重油や灯油は、輸入依存型の限りある資源です。従来はゴミとして廃棄されるか石鹸としてリサイクルされるだけだった廃食油を重油や灯油に混合し、燃料としてリサイクルすることで、重油や灯油の使用量を減らすとともに、CO2をはじめとする環境負荷物質の排出削減に取り組んでいました。しかし、資金繰りに行き詰まって事業継続が困難となり、2014年に破産手続きに入りました。

大学発ベンチャーコンテストで準グランプリ

(2011年4月19日、読売新聞)

バイオマス燃料の研究

三重県松阪市のグローイングジャパン(山口忠弘社長)が、東京で開かれた「大学発ベンチャービジネスコンテスト」で準グランプリを受賞した。

グローイングジャパンの山口社長、伊藤文取締役

グローイングジャパンは、三重県伊賀市内の地域産業創造センター「ゆめテクノ伊賀」で、バイオマスエネルギーの研究・商品化に取り組んでいる。山口社長と、発表を行った伊藤文取締役が伊賀市役所を訪れ、内保博仁市長に受賞報告をした。

三重大学との共同研究

グローイングジャパンは2008年9月に創業。三重大学の佐藤邦夫教授との共同研究で、重油と廃食油の混合を可能にする添加剤を開発し、ボイラー燃料のコスト削減と、CO2排出量の削減に成功した。さらに、軽油と廃食油を混合して発電機やフォークリフト用にする研究も進めているという。

「ベンチャーSPIRIT in 東京」

コンテストは、独立行政法人・中小企業基盤整備機構の主催で2011年2月に開かれたイベント「ベンチャーSPIRIT in 東京」のなかで行われた。大学と共同研究するベンチャー企業1800社から選ばれた10社が、それぞれ事業内容を発表した。

伊賀市千歳に移転

グローイングジャパンは5月に、伊賀市千歳に本社を移転する予定。山口社長は「これまでの共同研究の積み重ねが評価され、大変うれしい。これを励みに新技術を追求していきたい」と話した。内保市長は「菜の花プロジェクトの一環で、市もBDF(バイオディーゼル燃料)を研究している。廃食油の回収で協力し合うなど、行政と企業の連携を考えたい」と応じていた。

写真=盾と賞状を手に、受賞を喜ぶ山口社長(左)と伊藤取締役

産学官連携施設「ゆめテクノ伊賀」入居の企業が受賞

(2011年4月16日、毎日新聞)

バイオマスエネルギー事業

三重県伊賀市の産学官連携施設「ゆめテクノ伊賀」に入居している「グローイングジャパン」(山口忠弘社長)のバイオマスエネルギー事業が、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」(東京都)主催の「大学発ベンチャービジネスコンテスト」で準グランプリを獲得した。山口社長は「取り組みが間違いない方向に進んでいると再認識できた」と喜んでいる。

化石燃料に比べて半分以下のコスト

グローイングジャパンは、特殊な添加剤を開発して廃食油を重油や灯油と混合させることに成功。化石燃料だけを燃やす場合に比べ、コストを半分以下、環境負荷を示す数値も1割ほど削減したという。ボイラーの燃料などとして販売実績があるほか、今後はフォークリフトや発電機の燃料などとして国内外への販売拡大を目指している。

三重大大学院生物資源学研究科の佐藤邦夫教授

グローイングジャパンは2008年に創業し、2009年に三重大大学院生物資源学研究科の佐藤邦夫教授と共同研究を始めた。添加剤は山口社長が8年ほど前から研究していたという。コンテストには、推薦を受けるなどした全国の20社がエントリーしていた。

伊賀市の内保博仁市長に受賞報告

4月15日に山口社長が伊賀市の内保博仁市長を訪れて受賞を報告。「体の続く限り事業を展開したい」と話した。内保市長も「全国にある多数の企業のなかから選ばれたのは大変うれしい」と喜んでいた。

環境に優しい技術 松阪のバイオマス燃料製造会社

(2011年4月21日、中日新聞)

廃食油混合燃料が評価

企業と大学による優れた研究開発を表彰する「大学発ベンチャービジネスコンテスト」で、三重県伊賀市を拠点にするバイオマス燃料製造会社「グローイングジャパン」(山口忠弘社長)が、準グランプリを受賞した。三重大との共同研究で開発した環境に優しい廃食油混合燃料が評価された。

廃食油と重油を混ぜ、CO2の排出量を抑える

グローイングジャパンは伊賀市の産学官連携施設「ゆめテクノ伊賀」に2010年8月に入居し、三重大と環境負荷の少ない燃料を開発。廃食油と重油を混ぜ、二酸化炭素の排出量を抑えた燃料を製造・販売している。本来、廃食油と重油は分離するが、添加物を入れるなどして混合を実現したという。

山口忠弘社長

コンテスト(中小企業基盤整備機構主催)には全国20社から応募があり、2月16日に東京であった審査の結果、グローイングジャパンが準グランプリを受賞。4月15日には山口社長らが伊賀市役所に内保博仁市長を訪ね、表彰状と盾を披露した。山口忠弘社長は「体が続く限りチャレンジ精神で開発に取り組んでいきたい」と喜びを語った。

グローイングジャパンは三重県松阪市に本社を置いているが、5月ごろに製造工場がある伊賀市千歳に移転する予定という。

伊賀市長に報告

(2011年4月23日、朝日新聞)

産学官連携地域産業創造センター「ゆめテクノ伊賀」(三重県伊賀市ゆめが丘1丁目)で三重大学生物資源学部と連携し、ボイラー燃料などの研究をしている「グローイングジャパン」が、東京であった「大学発ベンチャービジネスコンテスト」で準グランプリを受賞した。4月15日、山口忠弘社長らが伊賀市役所を訪れ、内保博仁市長に、今後の抱負などを語った。

中小企業基盤整備機構

コンテストは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催し、2月に東京で開かれた。全国から最終選考に残った10社がプレゼンテーションし、グランプリ1件、準グランプリ1件などが決まった。

2008年創業。伊賀に工場

グローイングジャパンは「廃食油混合ボイラー燃料によるコスト削減とCO2排出量削減」を報告した。グローイングジャパンは三重県松阪市を本社に2008年創業。現在は伊賀市内の工場などを拠点に活動し、重油や灯油に廃食油を混合した燃料をボイラー使用者に販売している。

抱負を語る山口社長

山口社長は、「これまでの積み重ねがこういう結果になってうれしい。方向性に間違いないと再認識した。これからもチャレンジ精神で取り組んでいきたい」と話した。